【レポート】第2期大阪校「ベーシックコース」3日目

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2019年11月20日(水)第2期【大阪校】けんちくけんせつ女学校(通称:けんけん女学校)「ベーシックコース」の3日目の講義が開催されました。

2日目に続き、大阪・兵庫・愛媛・愛知・三重から20代~40代の女性たちが会社からの期待を受け、または自らの目標達成のために集いました。今日が最後ということで決意の表れでしょうか、女性力の活用でしょうか、装いが変わった印象を受けました。

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第一講目は「チーム力を高める」として、淀川洋子講師と籠田校長のファシリテーションで「ストロータワー実習」です。チーム力を活かして、制限時間25分以内にどのチームより高いタワーを作る。ルール、5分が作戦タイム、15分は無言、10分は話してOKです。それぞれがチームに分かれて、プラスチック製ストローとセロハンテープを使って、どのチームが一番高いタワーを作るか?のワークに挑みました。最後の話すことが許される時間になるとどのグループもラストスパート。5グループそれぞれが、全く違うカタチのタワーを作りました。最後に自立できず、倒れてしまったグループも…。

グループワークが終わったあと、籠田校長による講義がありました。今回のストロータワーのワークの中で、チームビルディングを可能にする要素である「GRIP」を学びました。そして、各自がGoal(目的)、Rules(役割)、Interpersonal Relationship(人間関係)、Process(段取り)のチェック項目を自己評価し、それを合計をすると‥‥。高いタワーが建てられたグループの評価が高く、相関関係があるという結果が出ました。それぞれが振り返りを行い、多くの気づきがシェアされました。


第二講目の「健康バランスを整える」の3回目の講義は、タナベ経営の宮崎講師が担当しました。ハードな毎日を送ると、どうしても自分の体のことが二の次になります。『食べたものであなたはできてる』という言葉の元、消化、吸収、代謝、そして排泄という流れの「循環不全」が不調となって現れるため、血液の循環の悪化、排毒がができないという段階で、手を打つ大切さを学びました。

今日から実践できることとして、食事を意識して摂るために、1)タイミング、2)量、3)質を考えて取り、排せつをスムーズにするためにラジオ体操をする必要性を学び、実践しました。神藤多喜子先生の映像講義でも「食らうのではなく『食事をする』」という意識の大切さを学びました。

その後、みんなで昼食をとり、引き続き午後の講座がスタートします。

午後の第三講目は、籠田校長の「女性が活きるリーダーシップ」です。「リーダー」の定義は、「つき従う者がいる」ということであること、リーダーシップとは「信頼」であることというお話からスタートしました。「リーダーシップに求められる3つのスキル」である、1)自発性のスキル、2)気づきのスキル、3)親密性のを学び、リーダーとなるためには自立から自律、、というステップがあることを学びました。

第四講目は権藤講師のファシリテーションで「私のキャリアチャレンジ」の作成・発表に挑みました。現場で一生懸命働き、今回のけんちくけんせつ女学校で、建築業界の現状や女性である自分たちが置かれている状況、そして未来に向けてできることを知った受講生たちの発表は、夢物語としての目標ではなく、この3日の講義の中で、自分の現状を知った上で達成可能な目標設定をすることができたようです。

「ライクとワークを両立し…」という言葉もたくさん聞かれました。権藤講師からは、各自に丁寧にアドバイスいただきました。「より具体的なアクションプランにすることで、目的達成が近づくので、頑張ってください」と激励を受けて、終了しました。

その後、各講師から修了証が授与され、全員で集合写真を撮影しました。今回の受講生たちは、それぞれ現場に戻り、3日間の講義に送りだしてくれた会社に貢献することだけでなく、建築業界の女性活躍に貢献することができることを知り、新たな使命を担ったことで、女性力を活かし、ライフもワークも充実した生活を送ることで、新しい建築・建設業界をつくっていく人材です。皆様の今後のご活躍を楽しみにしています。

女性社員の成長を願い送り出してくださった企業様一覧(順不同)

株式会社アイエコアップ(愛知県)
株式会社北村工務店(兵庫県)
株式会社協和コーポレーション(愛知県)
株式会社サンレール(岐阜県)
三和建設株式会社(大阪府)
白石建設工業株式会社(愛媛県)
有限会社杢承(三重県)